職場の人間関係のストレスを一気に解決する方法【マウンティング、こだわり強い、愚痴・陰口】

大久保歩一(あゆむ)
どもー大久保歩一(あゆむ)です。

職場の人間関係って大体ごたつくことが多くて、よくある悩みだと思うんですね。
あっちはこんな人、こっちはこんな人。そういう状況。

それはどうすればいいのか?一つ一つ対処していくのって大変だったりしますが、本質的な問題って実は一つだったりします。
今日は、相談者の方の事例を元にどう考えていくのか解説していきます。

今回の相談はこんな感じ。
2つの質問があります。



ここまでが一つ目の悩み。

そして、ここからが2つ目の悩み。




ほい、というわけでこの2つの悩みに答えていきます。

なぜ職場の人間関係はストレスが多くなるのか?

そもそも職場の人間関係ってなんでストレスが多くなるんでしょうか?その原因を考えてみましょう。

職場の人間関係と学校の人間関係は似ている

職場って一応その職種・社風(表向きに見える求人のものでしか判断できないことが多いけど)がいいってことで、共通の大きなテーマは一緒なところに入ってきています。この点って高校に近いんですよ。
大学よりは高校に近い。なぜなら、大学ってどういう学びをするのかって自分で結構自由度高く選べますけど、高校ってかなりカリキュラムが決められている。
職場も仕事が選べる自由度が少ないっていう点が大学より高校に近いんです。
人間関係に関してもは、こちらではどういう人と付き合うかって選べないんで高校に似ています。

だから、職場って高校という構造になっているんですね。

自営業は人間関係を自分で選べる自由度が上がるので大学に近い構造になるんですね。

自分と価値観の違う人間にはストレスを感じやすい

職場の人間関係のストレスって、人間の価値観がバラバラなことで起こります。
なぜその会社で働いているのか?というのは、その仕事がやりたい!という人もいれば、お金を稼ぐためだけとか、いろんな価値観の人が集まります。

趣味や勉強会、オンラインサロンのようなところって、価値観が合っている人が集まるのでその人間関係のストレスって起こりにくいんですね。まあ、講座とかオンラインサロンでもヒエラルキーが作られたりしてゴタゴタすることって起こったりしますけどね 笑
それはまた別の話です。

で、価値観が違うってことは、考えてることも同じ出来事に対する感じ方も変わります。自分とは違う世界を生きています。
そうなれば、コミュニケーションはすれ違います。

お金があればやりがいなんかなくてもいいって人と、お金がなくてもやりがいがあればいいって人が、仕事とは何か?ってことについてコミュニケーションをすればそりゃすれ違いますよね。

だから、職場の人間関係ってストレスが起こります。

さらに、このストレスを増幅させるのが、承認欲求と嫉妬というやつ。
自分が大切にされたい、認められたい、重要であると感じたい。なんて思いや、嫉妬の感情によってさらにこじれます。

だからマウンティングとか、愚痴とか悪口とかそういうのが起こりまくります。
ややこしやー。

まあ、そもそも職場というのは、経営者がかなり構造を設計しない限りそういう構造になってしまうよというものだと思っておいてください。
そして、そんな会社に出会える確率は5%あればいい方と思っておいた方がいいです。

この相談者の方が置かれている状況

職場の人間関係のストレスがなぜ起こるのか?という構造を考えた次は、この相談者の方の状況がどういうものなのか考えましょう。

それぞれの人はどういうことなのか?

まず、一つ目の相談にあった、自分のやり方に固執する上司は、こだわりが強いだけで実はマウンティングしてるわけじゃないんですね。そして、多分周りとのコミュニケーションも上手ではない。あえて形式的に肩に嵌めようとするのであればASD(Dは障害なのでDまではいってないかもしれないけど)のような傾向が強いかもしれないですね。ASDはこだわりが強くて、対人のコミュニケーションは苦手。でも、結構な量の仕事を担当していたはずなので、こだわって探求していくのは得意。
こだわりが強いというより、固執しがちなので、違うやり方というのが苦手だったりします。

ぼく自身ADHDの注意障害の傾向が強いので、発達障害について結構調べてますが、この本が結構参考になりました。


発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち

そして、今の部署の上司。社長に直接交渉して自分でやることはできているので、プレイヤーとしての能力は高いんですね。そして、結果を出してくるから評価はされる。要はやることやってるから今のポジションだよねってことなんですね。
しかし、プレイヤーとマネージャーの能力は別。人事配置した経営陣は、結果を出すことができるからって安易に上司のポジションに置いてしまったわけです。人事配置あるあるです。ですが、上司は部下がやったことに対して責任を取るのが役割。まとめる力が必要なんですね。
でも、プレイヤーとして自分のやり方なら結果を出せることと、他の人が結果を出せるようにまとめる能力は全くの別の能力。そういう能力が高いわけではないから、部下のやることが心配で心配でたまらないんです。まるで子離れできない親…。

この上司には、自分のやり方を押し付けるというより、棚卸しして言語化して、他の人ができるように標準化するって仕事が本当はあるんですけどねぇ。

そして、その上司に対する文句を言っている部下たちは、一応与えられた仕事はやっています。ですが、社長に直接交渉するとかではなく、文句を言っているだけ。やることやってないからポジションが今の状態って状態です。いってみればヤジを飛ばしてる外野って感じです。「政治家がちゃんと仕事しねえから俺らに不利な政策になるんだ!」ってTwitterで呟いて、選挙には一応いっているという状態。でも、本気でその制度を変えるために政治に参加するわけでもないし、今の政策でも楽しく暮らせるように努力をするわけでもない。そんな状態です。

そういうのは、もう知らん 笑
本人が変わろうと思わない限り、変わらないんですよね。

いろんな彼氏に振り回される彼女の図

この状況って、言ってみれば高校で3人の彼氏に振り回されてる彼女っていう図なんですよ。まあそもそも3股してんのかいってツッコミはここでは無視しますけど。
一つ目の質問の当たりの強い上司は、こだわりが強いオタク彼氏なんですね。で、二つ目の自分が全て把握しないと嫌な上司は、能力があるけど束縛が激しい彼氏なんですよ。
そして、その上司に文句言ってる部下はテレビを見ながら芸人に「あいつおもんないし、なんなら俺の方がおもろいわ」って文句を言ってるだけの彼氏。

この3人の彼氏に振り回されてストレスになっているのが、この相談者の方なんですね。
じゃあ、そんな彼氏別れろよって言いたいところなんですが、残念ながらこの学校の授業は面白い。だから、そのジレンマを感じているわけで、ストレスになっているんですね。

職場の人間関係のストレスを一気に解決する方法

どういう状況になっているのか?わかったところで、この職場のストレスを解決する方法を考えていきましょう。

自分の方向性を考える

そもそもの出発は、「私が振り回される」というところからスタートしています。
川で流されて、いろんなところにぶつかって傷ができてその傷が治らなくて困っているという状態です。

大事なのは、流されて、ぶつかって、傷が治らない、というところ。

これは実はもう一つもらっている3つ目の相談に関わってくるんじゃないかなーってことですね。
結局3つの質問は共通した一つのところから出発しているのではないですかねえ。
その3つ目の質問についてはまた書くと思います。

2つの軸で考える

そして、二つの軸でこの問題を考えます。

仕事のやりがいはその場所じゃなきゃないのか?

今の職場の仕事自体は面白い。だから、この職場を続けようと思っている。ということなんですね。
その方向で進んでもいいし、他に同じようなやりがいを感じられる職場はないのだろうか?ということを考えて別の職場を探すという方向性。

仕事はいくらでもあるというものです。

しかしながら、場所を変えても多分同じことは起こります。
なぜか?

『そもそも職場というのは、経営者がかなり構造を設計しない限りそういう構造になってしまうよ』

と、書いたからです。

そして、もう一つの軸

どういう私になるのか考える

流されて、ぶつかって、傷が治らないというのがこの問題の本質です。

だから、3つの方向性を考えます。

1つ目は、流されるという状態を変える方向性。もうちょっと周りを振り回す彼女になる方向に進んでみる。というものです。多分、今までの状態から考えるに、一番苦手な方向性かもしれません。ただ、振り回されるという根本の状況は変わるかもしれません。

2つ目は、流されてもぶつからないという状態に変わる方向性。いろんなことを全部聞いても平気な器の大きな彼女になる方向に進んでみる。他人に合わせる能力を磨いていくという方向性ですね。これはおそらく今までやってきたことを伸ばしていく方向性になるでしょう。

3つ目は、傷を治す方向性。私を癒してくれる彼氏を新たに作る方向に進んでみる。どうせ起こるんだから、起こった後の状態をどうするのか?という対処方法をあらかじめ決めておくという方向性です。これは、他のことをやりながらでもできるかもしれませんね。

こんな方向性。
もしかしたら、別の方向性が何かあるかもしれません。

いずれにしても、まずはどの方向性に進もうかと決めるところからスタートです。

というわけで、まずは決めるところからスタートしてみましょう。