大久保歩一(あゆむ)です。
今日はクライアントの方からもらった、緊張してしまうという悩みについて回答していきます!
質問はこんな感じです。
上の立場の人・権力者は緊張する理由
緊張を解消しようと言っても、原因が変われば対処法は変わります。
お腹が痛い原因が、ウンコが詰まってるのか、腸閉塞なのか、盲腸なのか、胆石なのかによって対処法が変わるのと同じですね。
まずはなんで緊張するの?という原因から見ていきましょう。
緊張の正体
緊張をコトバンクで調べてみると
① 心やからだなどがゆるみなくひきしまること。多く、失敗を恐れたりして心をはりつめ、からだをかたくすることをいう。
って書いてあります。
緊張は何かの未来を予測して身構えてる状態です。
今回の質問であれば、
上の立場=緊張する
下の立場=緊張しない
話すことがわかる=緊張しない
話すことがわからない=緊張する
ってことになってるという図式ですね。
一番緊張しないのは、下の立場で話すことがわかってる状態
次は下の立場で話すことがわからない or 上の立場で話すことがわかってる
一番緊張するのは、上の立場で話すことがわかっていない
ってことになってるのかなと。
2番目に緊張しないのはどっちなのかがわかると、何が緊張を生んでるのか原因が分かっていきそうですね。
そもそも人には合う合わないがある
人には合う合わないというのがそもそもあるんですよね。
これは、キャラクター的な合う合わない、理解できるできないみたいなものと、波長的に合う合わないっていうのがあります。
波長の話はスピリチュアルというか、そもそもの物体の性質として物体は全て振動しているって言われています。原子レベルでは必ず振動しています。
手もよーく見てみると僅かに震えてますからね。
これは血液が流れるという流れや心臓や内臓の動きなどなどによって体の状態が少し変わったり、同じ場所に体を保ってるのに筋肉が働いていたりと、絶えずに動いています。
さらに、1/fゆらぎという揺れによって人は癒されるというのが証明されています。
たとえば、焚き火とかロウソクのゆらゆらとかも1/fゆらぎです。
こういうふうに人は揺れというものに影響を受けています。
さらに、人が色を認識するのも光の波長の違いを認識するからです。
なので、人はそもそもその人の波長というのを持っていると考えると良いと思います。
これは生活や考え習慣、経験などでできます。
簡単に言えば話すのが速い人、遅い人、元気な人、大人しい人などなど色々な状態があります。
この人なんとなく合うな、合わないなってあると思いますが、それが自分の波長と相手の波長が違えば違うほど合わないし、近ければ近いほど合うと感じたりします。
こういう性質がそもそもあるというのを考えておく必要があります。
この合う合わないという緊張感や違和感ではなく、立場で変化するというのであれば、純粋な立場での緊張と考えられそうですね。
独自基準の緊張のエレベーターに乗っている
この立場で緊張するしない、話すことがわかるわからないで緊張するしないというのは、現象で、その裏側には独自の基準で判断してるものがあります。
で、その判断のエレベーターみたいなものを上下して緊張するしないってのを決めてるんですね。
これは独自基準です。
ネットで調べてみても色々出てくると思いますが、『自分自身の基準が何か』を知ることのほうが大事ですね。
対処療法的な関わり方であればネットで調べてくる情報でいいはずなんですよね。
でも、調べてもうまく解消されない悩みなのであれば、対処法を学んでも多分同じ悩みが続くと思います。
なので、対処法はネットに任せるとして、ぼくから提示するのは別の方向性です。
自分自身が判断しやすいことの傾向ってのがあるんですよね。
まとめるとこんな感じです。
緊張しない関わり方になるためにはどうすればいいのか?
では、この独自基準のエレベーターに乗って緊張するかしないか決めている状態から、緊張しない関わり方になっていくためにはどうすればいいのか?
方向性を考えてみましょう。
方向性を決める重要性
なぜ、質問に答えていく時に方向性の話をするのか?
こういう方法をやったらいいよというのが良くあるアドバイスです。
ですが、そういう解決策をぼくはあまり答えません。
なぜかというと、解決策のような方法を質問してる人は大体調べてやってみていることが多いからです。
でも、質問してきているというのはそれでも悩みが解消していないからです。
本当は文系に進んだ方がいいのに理系の教科ばかり勉強してるのに、こういう参考書がいいって新しい理科の参考書を教えるようなもんだからです。
なので、その時に方法を教えるというのはあまり意味がないんですよね。
まず必要なのはそもそも自分はどんな場所にいるのか?どっちの方向に進みたいのか?を改めて考えることなんですね。
で、自分がどんな場所にいるのかって、自分のことになると見えてないことが多くて。
それは他人に教えてもらうのが一番いいんですね。
その教えるのがこの相談に答えた時です。
で、方向性を伝えるのはオマケみたいなもの。
そんなふうに理解してもらえるといいかなと。
では、方向性にいってみましょう。
エレベーターの基準を変える
一つ目が、乗るエレベーターの判断基準を変えるという方向性。
相手のどこに緊張するのか?という緊張ポイントを変えるということです。
今は、どこかの判断ポイントで緊張を生み出しています。
その設定をずらすということです。
この方向性の場合は、まずは自分の判断してる基準を見つけるということが必要です。
なので、先ほどの図解を読み解きながら、自分の判断基準を探して行ってみます。
そして、その判断の基準は本当に正しいのか?自分は本当はどうしたいのか?ということを考えていきます。
そして、自分の普段やっている思考パターンを変えることで判断の基準を変えていくということをしていきます。
人の判断はパターンでつくられているので、今の判断のパターンは繰り返し時間をかけることで出来上がっています。
新しいパターンも一回決めたら出来上がりではなく、繰り返しパターンを作っていくことで定着していきます。
癖は元に戻りがちなので戻ったとしても責める必要は全くありません。
そういうものです。
そういうものです。
エレベーターに乗るのをやめる
次はそもそもエレベーターに乗るということをやめる方向性です。
今は緊張するしないという判断基準がある状態です。
一つ目の方向性もどこからしのポイントで緊張する方向性なんですね。
判断基準を変えるという方向性で進んだ場合には、一応今回のケースの緊張は解消されると思います。
しかし、何かしら別のケースで緊張が生まれるんじゃないかなと思います。
なので、2つ目はそもそも緊張するというエレベーターに乗ってしまうのをやめるという方向性です。
緊張するというのは何かに身構えているわけですね。
だからもう、身構えない。
ノーガードでフルボッコにされてもいいやって感じで、なんかされる前提です。
これって結構勇気入ります。今の時代にマスクしないで電車に乗るようなもんです(これ書いてる今の状況)
なんか言われるかもしれないし、暴力振るわれるかもしれないし、冷たい視線がくるかもしれないし、あからさまに避けられるかもしれない。
まあ、それでもいいんですね。
そうなったらそうなったです。
怒られたら怒られたです。
嫌な思いをするかもしれませんね。
でも、自分の価値がそれによって上がるわけでも下がるわけでもない。
自分の信じることを大切にすることのほうが尊いんですよね。
まあ、間違っていたっていいじゃないですか。
みんなどうせ間違えるんですから。
エレベーターに乗らないって選択肢もありますよ。
最上階に住む
3つ目は、この相談者の方と同じタイプの方に限る方向性なのですが、自分が一番上にいたいという欲求がそもそもあるので、自分がこれならこの人よりできるという場所を探す、もしくは作っておくという方向性です。
特に会社での出来事であれば、この仕事だけは自分が誰よりもできるってものがあると、その分野では一番上というポジションになれるわけですね。
相手ができない部分があれば、それは相手の立場が下になるわけです。
そういう自分の安全領域みたいな最上階を用意しておくのも良いですね。
自分の上り詰めたいという欲求も満たすことができますし、仕事であればスキルとして積み上がるわけですし。
立場が上の人が素直に教わることができるとは限らないですが、「はいはいそれは私の方が圧倒的にできますよー」という余裕を持つことができます。
この余裕って心の平安を保つためにマジで大事なんですよね。
最上階に住んでるから、上の階からドタドタうるさい音がしてくることもないですからね。
前の二つの選択肢は、どっちかを選ぶともう一方は選びにくいという性質があります。
ですが、この方向性は他のものと同時にできる方向性です。
なので、このことを視野に入れておくといいんじゃないかなと思います。
緊張したっていいじゃない、人間だもの
緊張するってのが悪いものだと思ってしまいがちですが、緊張もただの一つの状態です。
問題なのは緊張することじゃなくて、緊張する状態がずーっと続いていることで起こる別のことです。
本当は嫌なのは緊張することよりそっちだったーなんてこともありますからね。
緊張だけで言ったら、ぼくのクライアントがやっているアレクサンダーテクニークというのが、緊張に特に強いのでそれをみてみるのもおすすめかもしれませんよー。
▽アレクサンダーテクニーク京都~99%の人が知らない本当の体の使い方〜
※どちらも同じクライアントの方です。