理学療法士って何する人なの?

大久保歩一
どもー!大久保歩一(あゆむ)です。

ぼくはもともと理学療法士で
このブログのタイトルも
理学療法士が起業して体話士という仕事を見つけた話
なわけです。

最近理学療法士って
テレビなどで目に触れる機会も
増えてきている様子です。

なんとなく
リハビリをやってる人で
身体の専門家というイメージは
あると思います。

じゃあ、理学療法士って
実際にはどういう仕事なのか?
改めて書いてみました。

理学療法士は
理学の療法です。

ってなんのこっちゃ?笑

理学療法士協会のHPには

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。

と書いてあります。

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・・・・・

簡単に言うと
今までできてたのに、
怪我とか病気とか年とって
できなくなったことをできるように(リハビリ)
しますよー。

そのために
運動させたり、温めたり、冷やしたり
光当てたりしますよー。

っていう仕事です 笑
 
 
目的は
できなくなったことをできるようにして
生活の質をよくしましょう。
です。

わかります??

え?なんかあやふやじゃね??
 
 
そうなんです!!!

あやふやなんです!!
 
 
理学療法って
なんとなく病院とか老人施設とか
デイサービスとかにいて
リハビリしてますよーって
感じのイメージなんですが

協会のHP見ても
それくらいしか書いてなくて
具体的に何すんの!?って
あやふやなんです 笑
 
 
すでにもうあやふやなので
それぞれの理学療法士で
やってることは全然違います。
 
 
運動をメインでやる人もいれば
施術をメインでやる人もいる。

どんな方法で施術するのかも
運動させるのかも
何を大切にしてるかも
てんでバラバラです。

厳しくやる人もいれば
優しくやる人もいる。
  
 
なので、同じ職場でも
あの人はこうやってたのに
この人は違う。

なんでこんなに違うんですか?
ってよく言われます。

本当によく言われます。

理学療法士って何に詳しいの?

理学療法士は
身体の構造を知っています。

骨と筋肉、神経や脳の機能について
ある程度知っています。

特に知っているのは
運動するときに人の身体は
どう働いているのか?

歩いているとき
走っているとき
服を着たり何かしてるときに
どこの筋肉がどう動くのか?

そんなことをよく知っています。
  
 
あとは
その動きのどこに問題があるのか?
正しい動きからはどうズレているのか?
なんてことをみれたりします。
 
 
ざっくり言うと

あーこの筋肉が弱いから
立つのができないんですねー。

だったら、この筋肉を鍛えましょうかー。

って感じです。

なので
パーソナルトレーナーに
近いイメージです。

パーソナルトレーナーよりも
脳卒中やALSや脊髄小脳変性症(1リットルの涙のやつ)みたいな
難病などの病気について詳しいです。
 
 
高齢者が増えているので
需要はめっちゃあります。

動けなくなって医療費かかるのを
国は削減したいですからね。

しかし、心や食事については
てんで素人なことが多いです。

理学療法は
誰でもやっていいかと言うと
そうではありません。

国家資格なので
厚生労働省のペーパーテストに
合格した人がなれます。
 
 
そして、
お医者さんから
この人のリハビリしてください
って指示がないと
理学療法はできないんです。
 
 
だから、
理学療法としての開業はできません。
(アメリカではできます)
 
 
いっちょまえに先生って
呼ばれたりもしています。
(でも先生じゃないのよ)
 
 
そして、よく勉強はしてるし
国家資格なので
変にプライドが高く頑固な人が
多い職種でもあります。

整体師とか国家資格じゃない
身体に関わる仕事をしてる人を
目の敵にしてる理学療法士も
けっこういたりします。
 
 
体育会系なのよね。
 
 
よく白衣を着た大工って
表現したりします 笑

理学療法士の給料は?

先生と呼ばれ、
医療や介護の業界で仕事をしているので
給料もいいと考えている人も
多かったりします。

実際のところは

全体をざっくり見ると
月20万〜30万円くらいが多いです。

初任給からそれくらいもらえたりするので
新卒では周りより給料がよかったり
することもあります。

でも・・・

昇給の幅は少ないんです 笑
 
 
なぜなら

理学療法士の給料は
医療保険、介護保険から
支払われています。

保険で1人あたりの金額も決まっています。
1年目の新卒が1日に20人の理学療法をしても
20年目のベテランが1日に20人の理学療法をしても
入ってくるお金は一緒です。
 
 
つまり・・・
誰でもできる仕事なんです。
 
 
は!?どれくらい患者さんを
よくできるかのスキルは
理学療法士によって違うから!!

って声が上がりそうですが

1年目でも20年目でも
同じ結果ということは
残念ながら誰でもできる仕事なんですね。

給料を上げるには
管理職などにつかないといけないんです。
 
 
それが世の中の仕組み。

そんなわけで
理学療法士の生涯年収は・・・
 
 

約1億8000万円です。
(大卒サラリーマンの平均は2億5000万円)

 
 
先生先生って呼ばれて
偉そうにしてる理学療法士の年収も
そんなものだったりします。

ね、プライド高いでしょ。
 
 
ぼくはそんなプライドないので
えーそんな年収嫌だわーって思って
理学療法士から独立して
自分で仕事する道を選びました。
 
 
これが面白いことに
理学療法士の年収の話をすると
変なプライドの高い理学療法士から

お前の頭は金ばっかりか!

って批判が来たりします 笑

でも、現実問題だからねえ 笑

実際に副業禁止でも
他のところでバイトしてる
理学療法士も増えてますからね。
 
 
それでもなりたいなら
どうぞという感じです。
 
 
ここまで読んでいてお気づきの方も
多いと思いますが

ぼくはあまり理学療法士
という業界が好きではありません 笑

視野が狭くなりがちで
水槽の中のアロワナに
なりがちな業界なのです。

でも、面白くて好きな理学療法士も
たくさんいるし、
そういう人達も知っています。
 
 
そんな人たちに共通しているのは
理学療法以外の勉強をしています。
 
 
 
もちろん
理学療法士として
実際に仕事してる現場で

利用者さんや患者さんに
向き合っていくのは
めっちゃ楽しいですからね。
 
 
まあ、使ってる知識は
理学療法以外のものが
かなり多いですが 笑

運動についてよく知っているのが
理学療法士だと思っていただけると
良いかと思います!
 
 
と言うわけで今日はこの辺で!
 
 
ぼくはこんな風にして
理学療法士から起業しました。

それもゼヒ読んでね。